追放の地を襲う巨大な砂嵐は、不自然な現象である。
砂嵐が発生する頻度とその強さを見れば、それが恐ろしい力によって生み出されていることが分かる。
砂嵐が起きるたびに避難所に駆け込むのは、単に不愉快という以上の問題だ。
砂漠に住む移動民族が荒れ狂う砂嵐の中でも呼吸でき視界も確保できる特殊なマスクを作ったという話を聞いたことがある。
とにかく、砂嵐が納まるまで避難所でじっとしているのはうんざりだ。そろそろ打って出るときだ。
避難所の中にとどまることなく砂嵐の中で生存する方法を見つける。
防砂マスクは、技能(生産セット)画面の防具タブで生産できる。
巨人の王の古代の街には、無人の大通りと荒れ果てた街並みが広がっていた。
巨人の王はこの場所で、人間を奴隷とし、魔法の儀式を行い、自分たちの種族に関するあらゆる情報を記録していた。
古代の街の荒れ果てた光景は、薄い油膜のように今も君の脳裏に焼き付いている。
追放の地では獣も人間も縄張り意識が非常に強い。
縄張りの中に何か建設しようものなら、すぐさま報いを受けることになる。
君は家を建てた。連中が来るのは時間の問題だ。
君は応戦する準備ができている。何としてでも自分のものを守るのだ。
粛清メーターがいっぱいになると、粛清によって攻撃される可能性がある。
粛清の内容は君のいる場所によって異なる。
粛清で生存してこの旅路を更新せよ。
君は倒した敵の死体の上に立っており、疲労に襲われている。
君の人生で最も困難な戦いだった。
その相手となった生き物に君は敬意を表する。
君はドラゴンスレイヤーと名乗る資格を得た。
セペルメルを訪れた君は、噂が本当だったことを知った。
街の住人は、君を見ても襲ってきたりはしなかった。
君は追放の地で最大の脅威に対する癒しを見つけたのかもしれない。
その脅威とはつまり、孤独だ。
オベリスクに腕輪を接触させたとき、そこに刻まれた模様が君の記憶にも焼きついたようだ。
闇のような何かとともに。
君は、自分の記憶の裏側に隠れたその何かが、役に立つものであって欲しいと願っている。
君は追放の地の全容と追放の地に存在する全てについて、もっと良く知りたいと考えている。
君には地図を作るための知識はないが、巨人の王が自分たちの王国に関する知識をどこかに保管していたことは間違いないと思っている。
巨人の王の地図が見つかれば、それを自分用に複製できるかもしれない。
名もなき街にいる記録監理者から、地図の部屋の作り方を学習する。
自分の地図の部屋を建設するのだ。
その高い能力で広く知られた君の新しい仲間は静かに仕事に就く。
君はそのような人間を自分のそばに置けることに満足している。
たとえ本人がそれを望んでいないとしても。
君は、新しい防具の感触に満足している。
危険な存在に早変わりだ。そして恐れ知らずでもある。
何だか侵略者として襲撃に行きたくなる。
いい気分だ。
まるで黒い夢から目覚めたようだ。
心を覆っていた不思議な雲は晴れた。
君のだらくは解消されたのだ。